地方公務員のパワハラは前時代的でしたわ・・・

こんにちは。 6年勤めた地方公務員を辞めて、PGに転職した筆者です。 転職して6ヶ月が経とうとしていますが、現職ではパワハラなどは一切無く、とても精神的に良好な状態で仕事をしています。⭐️

ですが、地方公務員の時には1年間結構なパワハラを受けていました。 その時は本当に辛く、休職(病気休暇を取得)したり、情けなくも妻の前で涙を見せてしまったこともありました。😷

Twitterなどを眺めてみても、今でも地方公務員の方がパワハラに悩んでたりしており、たまにDMで「どうやってパワハラを解決しましたか」と言う旨のご相談を受けることもあります。

解決方法やパワハラのケースは人それぞれだとは承知の上、筆者の場合どのようにしてパワハラを乗り越えたか記載していきたいと思います。

どんなパワハラだったのか

早速ですが、当時の被害状況メモが残っていたので、引用したいと思います。 (お見苦しいですがご容赦ください。一部固有名詞などが出ているところを修正しています。)

◯年◯月某日 自分はこの課に入ってまだ、1ヶ月。また始まった。 いきなり担当にされてわかるわけがないのに、専門用語で指示を出してくる。 自分でも調べて、答えようとするが、そもそも指示が乱暴で、言葉の意味もよくわからない しかし放置するわけにも行かず、調べても分からなかったことを聞きに行くと、「なんで。こんなことも分からない。」「ポンコツが!」「グズが!」と怒鳴られ、机の上のペーパーを投げつけられる。 育てようとしているのはわかるけど…

●年●月●日 〜課と協議 事前に何を指示されていたわけでも無いが、「なんでそんな準備もしていないのか!」「このバカが!」と他の課の職員の前で怒鳴られ、睨まれる。 その他、業務について数ヶ月も経っていない職員にはわからないような単語で、資料を打ち出せ!と乱暴に指示。 言葉遣いが悪すぎる。お前はネットワークのこと、数ヶ月でわかってたのかよ。

●年●月●日 もう嫌。俺だけ狙い撃ちにされてる。同じことを●●さんがしても、何も言われないどころかニヤケテいる。俺が女性やったらよかったのか。 上司は助けるどころか、一緒になって言ってくる。上司の上司は見て見ぬ振り。こいつ(パワハラ相手のこと)が事実上、課のトップ。

●年●月●日 ●さんが「業者の立会いで残業が大変だ」と言っていたので、「私でよければ、変わりましょうか。」と言ったら、「ぼーっと見てれば良いわけではない。お前みたいにな!馬鹿が!」と言われた。残業変わると言っただけなのに、どうして、ここまで言われるのか。

●年●月●日 いつものやつ。罵声、睨み。「なぜこんなことも知らないのか系」と「馬鹿が」

と、こんな感じのメモが残っておりました。

当時は大変辛く、何かあったら裁判所に申し出ようと思って、被害状況を途中からメモし始めたのですが、

ただの被害日記みたいになってしまっています。

筆者の場合、異動があって、右も左も分からないときに、専門用語を並びたてられて、パワハラが始まりました。(情報システム関連の部署です。)

今、思い返して見ても、当時の筆者が分かるわけのない事で攻撃を食らってたりします。

上司は2人いましたが、一人はむしろパワハラ側、もう一人の更に上の上司は、見てむぬ振りをして、自分の問題になるのを防いでいました。

とってもクソッタレな状況なのでした。(多かったのは罵声系と、恫喝系)

現実的な対処法

誰でも思いつくものではありますが、以下の2点が考えられます。 休職と部署異動の希望を出すです。 結論から申し上げると、筆者はどちらも実行しましたが、これらでは問題を解決することはできませんでした。

休職

文字通り、一時的に職務を休ませてもらう方法です。

パワハラが発生するのは、何も相手だけでなく、環境的な要因や、自分に求められる能力・性格などとの実際の自分との乖離、などの要因でも発生しやすくなります。

ですが悪いのは100%相手です

そんな環境で無理して、地震の体調を崩してしまうのは、元も子もありません。 遠慮なく、休ませてもらいましょう。

部署異動

言わずもがな、地方公務員には部署の異動があります。 正直、良し悪しな制度ではあるのですが、体調がおかしくなるようなら、遠慮なく、部署異動の希望を伝えましょう。

上司に言えないなら、さらにその上の上司など、パワハラの現状をわかってもらうべきです。(まぁ交流がないと、部長級以上の上司に相談することなどできないので、現実的なのは人事課や人事課が開設している相談窓口になるでしょう。)

筆者はこれでは解決できなかった

筆者の自治体の場合ですが、休職者は他の課に異動できません。 そのような状態の人を引き取る余裕がある課もなかなかありませんし、人事だって現場の課長に「この人仕事できない状態だけど受け取って」と言えないという事情もあります。

(人事サイドの気持ちも分かるけど、そもそも貴方達の采配も要因で、こっちは辛い思いをしてるのに・・・

なので、相手と別れるためには、我慢して出勤して、人事に「こいつは普通に働ける」と判断されるか、パワハラ相手が異動するのを待つしかないのですが、 このパワハラ野郎、妙に仕事ができたり、発言力があるせいで、絶対に異動しそうにありませんでした。

なので、いくら人事に希望を言っても、問題を解決するためには出勤して、異動出来る状態と言うことをアピールするしかないと思い、絶望しました。

だって、そいつと働くのが無理だから、異動させてくれ!って言ってるのに、同じ職場で働かないと、異動させられないってそんなぁ〜😢って感じじゃないですか!?

しかも、休職したり、パワハラに屈したと言う評価だけ残り、なぜか被害者が将来的な査定で損をする。

「そんなの絶対おかしいよ」

そんな状態で、泣く泣く、職場に復帰しなければならないことを悟り、筆者は休み中に、パワハラされても平気なように、メンタルを鍛えなければならないのかも

と思うようになりましたが、

これは正解に近いようで、大きな誤った考えでした。

(失敗)メンタルを鍛えるために色々な本を読み漁るが・・・

この頃筆者は、以下のような本を読み漁りました。

  • 鋼のメンタルを作り上げる●個のメソッド
  • 相手を怒らせないための技術
  • ムキムキマッチョ。鍛えれば、メンタルも強くなる

的な感じの本を20冊くらい読みました。(休職中で時間があったので)

ちなみに精神科にも通っていたのですが、筆者が「薬は絶対飲みたくない!」と言い続けたら、自己肯定感?だか、を高めるためのお話し療法的なしてくれました。(全然役に立った気がしなかったけど)

こう言うのを読めば、 「こう言われたら、こう返そう」とか「こう言われても、俺は平気。俺は無敵なメンタルだ」とか、一時的にポジティブに考えようとするのですが、

根本では仕事に出ることへの不安を必死に拭隠そうとしている自分がいるだけでした。(当時は気づかないフリをしていたけれど)

そうこうしているうちに、復帰しなければならない時期になってしまいました。(異動に間に合わせようと思ったら、多少早目に出勤、と言うか試し勤務を始めないと間に合わなかったから。)

いざ、出勤してみると、全く態度を改めていないパワハラ相手。

多少は遠慮を見せるものの、課長とかがいなくなると、もう全く遠慮しません。

鋼のメンタルを手にした気でいる筆者も「お前が休んでいる間、誰が苦労したと思ってるんだ!」とか、言いたい放題言われ、すぐにメッキが剥がれていきます

「やっぱり俺って仕事ができないのか・・・」

「向いてないのか・・・」

「こんな人に言われ放題されるようでは、この先どこに行っても通用しないのではないか・・・」

とか、メチャメチャ心配になってくるんです。

どんなに

悪いのは100%相手だ!とか頭では思っていても、マイナスな言葉をかけ続けられると気分がマイナスになっていくものです😢

この間はただの繰り返しになってしまうので、省略しますが、全然精神状態は回復しませんでした。

(成功その1)相手は変わらないということに気づいた

さて、ここまでやられ放題だった筆者ですが、ここから精神状態に変化が現れ始めます。

(と言うのも、きっかけとしてはとある書籍があるのですが、アフィっぽくなるので、明言は避けます。ご興味があられる方は、TwitterでDMでも送って下さい。怪しい集まりや、変なものを買わせたりすることはありませんので、ご安心ください。)

どんなに願っても、どんなに誰かにお願いしても、他人は変えられないという当たり前のことに、頭ではなく、心で理解できたのでした。

思えば、鋼のメンタルを手に入れると言いながらも、筆者の頭の片隅には、

  • ここまで俺が頑張っているのだから、こいつは態度を改めるべき
  • そもそも、俺は可哀想な被害者であり、相手こそ悔い改めるべき

という、被害者意識と、結局は相手に変わってほしいという意識があったのです

それに気づいてからも、もちろんパワハラは続くのですが、 「まぁ、こいつは最低のクソ野郎だけど、俺の都合で態度を悔い改めろと言うのは、自分勝手かな?こいつは最低なクソ野郎だけど(2回目)」とか、思うようになってきました。

そうなってくると、嫌な気分でいる時間が減り、少し冷静な時間が増えるのか、建設的な考え方ができるようになってきましたし、少しはましな気分で出勤できるようになってきました。

(成功その2)自分を嫌な気持ちにさせているものが相手だけではないと気づいた

冷静な時間が増えてくると、もっと冷静に自分が嫌な気持ちになるメカニズムが見えてきました。

今まで筆者は、


相手が理不尽なパワハラをする ⇨ 嫌な気分になる ⇨ 体調も悪くなるし、出勤したくない


という、メカニズムで気分が悪くなると思っていたのですが、冷静に考えると、


(頭の中で)どうせ今日も理不尽なこと言われる・・・と心配になる ⇨ 相手が理不尽なパワハラをする ⇨ (頭の中で)ほーら、やっぱり。俺は可哀想だ。またされるに決まってる・・・嫌だ・・・ ⇨ 体調も悪くなるし、出勤したくない


という、メカニズムだと気付きました。(何を当たり前のことを、と思いますが、当時は本当にそんなことに気付く余裕すらなかったのだと思います)

つまり、 相手からパワハラされるから嫌な気分になるのではなく、頭の中で未来のことを想像したり、過去のことを思い返して、それで勝手に自分が嫌な気分になっているということに気付きました。

なので、相手からパワハラをされるたび、嫌な気分になるのですが、

「あっ。俺また有る事無い事想像して、嫌な気分になっている」と 気付くことで少し冷静に慣れるという事に気付きました

それからは、嫌な気分になるたびに、気づいて冷静さを少し取り戻すという繰り返しをしていくうちに、

「そうだ。このクズ野郎に言われっぱなしなのも、癪だし、勉強ついでに資格でも取ってやるか」という発想になっていき、通勤時間の勉強を初めていくようになり、ITパスポートから始まり、応用情報技術者の試験に合格していくように繋がっていきますがそれはまた別のお話。

とにかく、この気付きをキッカケとして、冷静さをまた少し取り戻した筆者は、パワハラ野郎を冷静に見つめ直し、パワハラ野郎が弱い知識分野に気付きましたので、その分野の勉強を始めるようになりました。

そしたら、相手も一方的には理不尽を言えなくなり、筆者も主張できるようになっていき、パワハラは少しづつ気にならなくなっていき。それどころか、パワハラ野郎と業務上ではありますが、お話もできるようになっていきました。(多分お互い嫌いだけど)

そして不思議な事に、筆者がパワハラ野郎をあまり気にしなくなってから、パワハラ野郎が異動でいなくなってくれたのでした。

結論

  • いくら願っても、人事に伝えてもパワハラ野郎とすぐに離れることはできなかった
  • 絶望したし、辛かったけど、ある日、2点の気付きを得た。
    • 相手は変えられない。知らない間に、自分は「相手に変わってほしい」というある意味自分勝手な発想をしていて、勝手に裏切られている気分になっていた
    • 相手に何も言われていない時間でも「どうせまた理不尽言われる」とか「あの時ああ言われた・・あぁ・・・嫌だ・・・」とか勝手に心配して、嫌な気分になっていた
  • 気付きを得てから、パワハラされる⇨また気づく という繰り返しを得て、冷静さを取り戻していった
    • この気付きは今でも筆者を支えてくれており、今でも嫌な気分になるたびに役立っている

正直これは筆者の場合の対処法であり、「今すぐこのパワハラを何とかしたい」と思っているであろう、今被害を受けている方に参考になるか分かりません。

ただ言えることは、

  • インスタントにことを解決しようとしたら、自分か相手の異動しかない
    • 自分のこれからの経歴に傷が着いてしまうというリスクを伴う
  • 相手は絶対に変えられないので、本気で何とかしたいと思うなら、発想をちょっと転換して、冷静になれば、「自分なりの気付き」が得られ、自分が変わるきっかけになる。
    • 自分の考え方は、案外この気付きで簡単に変わる
    • その「気付き」はきっと一生のもので、今後も貴方を支えるバックボーンになってくれる

という事です。

何度も言いますが、パワハラは相手が100%悪いです ですが、相手は変えられません。自分を守るために、すこーしだけ自分の気分が悪くなるメカニズムに注目して見ると、何か気づきがあるかもしれません。

どうか、パワハラでこれ以上傷つかず、自分を守ってあげてください。

と、筆者の戯言でした。